2015/12/30 バッテリー・電池に関する情報

自動車バッテリーの回収方法とは？効率的に処分するための基礎知識

「バッテリー」は自動車だけでなく携帯電話やデジタルカメラなど、さまざまな製品についています。
最近ではエコカーの開発と同時に、自動車バッテリーも進化し続けているのです。
そこで、自動車バッテリーの寿命や自動車バッテリーを処分する方法、回収業者に依頼する際の注意点について詳しく説明します。
自動車バッテリーの捨て方について知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

自動車バッテリーの寿命
自動車バッテリーを処分する方法
回収業者に依頼する際の注意点
まとめ

1．自動車バッテリーの寿命

バッテリーには「寿命」があります。
充電すれば一生使えると思うでしょう。
しかし、充電を繰り返すほど寿命も縮まるものです。自動車バッテリーを効率的に処分するには寿命を把握しておかなければなりません。
そこで、自動車バッテリーの寿命について説明しましょう。

1‐1．自動車バッテリーの寿命はおよそ「2年～5年」

バッテリーの種類によって寿命は変わります。
自動車バッテリーの寿命はおよそ「2年～5年」です。
自動車をメンテナンスする際、一緒にバッテリーを買い替える人は多いでしょう。
2年～5年のサイクルで交換したほうが自動車も使いやすいです。
もし、5年以上使っている人はバッテリーを新しいものに交換してください。
古いバッテリーを使い続けると自動車にも悪影響をおよぼしてしまいます。
また、車の使い方によってバッテリーの寿命も異なるので要注意です。
寿命が短くなるタイプは、ほとんど乗っていない、夜間走行が多い、少しの距離しか移動しないになるでしょう。
つまり、頻繁に車に乗っている人よりもちょっとしか乗っていない人のほうが自動車バッテリーの寿命が短くなるのです。

1‐2．寿命が近くなると起こる症状とは

自動車バッテリーの寿命が近くなると、さまざまな不具合・不調が起こります。
代表的な不具合は、以下のとおりです。

パワーウィンドウの動きがにぶい
セルモーターの回転音がおかしい
バッテリーの液体が減っている
バッテリー本体がふくらんでいる
バッテリーの端子付近に粉がついている

以上の5点が主な不具合になるでしょう。
自動車のバッテリーを確認してみて以上のような不調があった際はできるだけ早めに交換してください。
バッテリーが悪くなると事故の原因にもなりかねません。
命の危険にまでおよぶので要注意です。

1‐3．バッテリーが劣化しやすい環境

自動車バッテリーには劣化しやすい環境があります。
新しいバッテリーに交換したとき、正しく使えるように把握しておきましょう。
バッテリーが劣化しやすい環境とは、バッテリーの発電量が使用する電量を多く上まわったときです。
たとえば、エアコンや室内の電気、ライト、カーオーディオなど使いすぎた場合は放電しやすくなっています。
また、長く放電し続ける、十分に充電しないで放置した場合は“サルフェーション”が起こるでしょう。
サルフェーションとはバッテリーの極板に結晶がつくことです。結晶がついてしまえば通電できなくなってしまいます。
できるだけバッテリーが劣化しないよう、つけっぱなしはできるだけ控えてください。

2．自動車バッテリーを処分する方法

2‐1．バッテリー専門の業者に引き取ってもらう

使わなくなったバッテリーの処分方法には誰でも困るものです。
放置しておくわけにもいかないでしょう。
そこで、いくつか自動車バッテリーを処分する方法について説明します。
最も効率的な方法としては、バッテリー専門の業者に引き取ってもらう方法です。
バッテリーを専門的に取り扱っている業者があります。さまざまなバッテリーに詳しいスタッフが対応してくれるでしょう。
古いバッテリーを引き取ってくれるかどうか業者に確認してから利用してください。
また、回収費用にお金がかかる可能性もあります。見積もりに納得したうえで業者に引き取ってもらいましょう。

2‐2．バッテリーを購入したお店を利用する

今の自動車バッテリーを購入したお店があるでしょう。
日ごろ車の点検でお世話になっている自動車工場やバッテリー販売店などさまざまです。
バッテリーを購入したお店に古いバッテリーの処分を依頼してください。
バッテリーを購入したお店は「無料」で古いバッテリーの回収をしているところがたくさんあります。基本は無料なので処分費用もかかりません。効率的に古いバッテリーの処分ができるでしょう。
しかし、お店によっては有料になるケースもあるので要注意です。
お店が遠い場所にあるケースでも宅配によって回収してもらえます。
送る場合は「送料」が自腹になる可能性もあるため、必ずお店に確認しておきましょう。
後でトラブルにならないためにも、事前にわからないところは確認を取ってください。

3．回収業者に依頼する際の注意点

3‐1．「見積もり内容」をしっかり確認する

業者に古いバッテリーの回収を依頼する際、「見積もり内容」に注意してください。
回収業者の中には見積もり内容に疑問点を残し、不正にお金をだまし取る悪徳業者がいます。
悪徳業者と優良業者を見わけるためには、利用するがわが知識を身につけておかなければなりません。
悪徳業者は何かしら疑問を持つところがあります。
疑問が顕著に表れやすいのが「見積もり内容」です。
見積もりを見たとき、内訳がわからない場合は悪徳業者の可能性があります。
しっかり丁寧に記載しているかどうか、わかりやすい内容になっているか確認が大切です。
もし、不備な点が見つかった場合はすぐ業者に尋ねましょう。尋ねたときの反応も大切な見わけ方になります。

3‐2．保証がついているバッテリーに交換する

回収業者に古いバッテリーを依頼する際、新しいバッテリーを購入する人はいるでしょう。
新しいバッテリーを選ぶときにも注意しなければならないことがあります。
今使っている自動車に合っているバッテリーはもちろんのこと、「保証がついているバッテリー」に交換してください。
保証のないバッテリーが壊れると、再び新しいバッテリーを購入しなければなりません。余計にお金がかかってしまうので保証がついているバッテリーが安心です。
保証がついていれば、無償で新しいバッテリーに交換してくれます。
また、無料でバッテリーの点検もしてくれるでしょう。
業者に依頼する際は、バッテリーに詳しいかどうか、実績があるかどうかも大きなポイントになります。

4．まとめ

自動車バッテリーの寿命や処分方法、回収業者に依頼する際の注意点について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
古いバッテリーを処分したい人にとっては知っておきたい内容ばかりです。事前に処分方法を把握しておけば、効率的に正しく処分できるでしょう。
中には自動車バッテリーを自分で取りはずす人もいますが、プロに任せたほうがスピーディーです。
無理に自分でしようとはせず、思いきってプロの業者に任せてください。
業者に依頼する際は、できるだけバッテリーに知識のある信用できるところを選ぶのがポイントです。
後悔しないためにもさまざまな業者のサービス内容や見積もりを比較するといいでしょう。
自分にとって安心できる業者を見つけてください。