フォークリフトのバッテリー交換にかかる費用とは?節約方法はある?


フォークリフトは小回りがきく荷役自動車で、全国の工場や倉庫などで活躍しています。
フォークリフトは自動車ですが、燃料は電動バッテリー。
ですから、定期的に交換が必要です。
そこで、今回はバッテリー交換にかかる費用やバッテリーの寿命などについてご紹介します。
フォークリフトを使う時間が長いほど、バッテリーの寿命はどうしても短くなるでしょう。
しかし、工夫しだいでバッテリーの寿命をある程度延ばすことはできますし、よりお得に交換することもできます。
フォークリフトを職場で使っている方は必見ですよ。

  1. フォークリフトとは?
  2. フォークリフトのバッテリーの寿命はどのくらい?
  3. フォークリフトのバッテリーを交換する費用や方法とは?
  4. バッテリーの寿命の目安とは?
  5. バッテリーを長持ちさせるコツはあるの?
  6. おわりに

1.フォークリフトとは?

フォークリフトとは、車体前方に荷物を載せる爪がついた、小型の荷役作業車です。
荷物の上げ下ろしには欠かせないので、工場や重い資材を扱う職場などではよく使われています。
また、ガソリンではなく電動バッテリーで動くので排気ガスが出ません。
そのため、倉庫などの屋内でも長時間使用できます。
フォークリフトに使われるバッテリーは、携帯電話などに使われているバッテリーと仕組みは同じです。
携帯電話のバッテリーも使い続けているうちに、使用できる時間が短くなりやがて充電そのものができなくなります。
フォークリフトのバッテリーも同じこと。
一定の充電放電サイクルに達すると寿命を迎えるのです。

2.フォークリフトのバッテリーの寿命はどのくらい?

フォークリフトのバッテリーの寿命はおおよそ1200サイクル、といわれています。
充電して放電しきるまでが1サイクルですので、1200回充電できるのです。
1日に1度充電し、月20日使った場合、おおよそ5年で寿命が来ます。
自動車のエンジンが10年~15年は持つのに比べるとおおよそ半分ですね。
しかし、この寿命はあくまでも目安にすぎません。
手入れがよければ9年近くバッテリーが持つ場合もあります。
逆に、管理がいいかげんだったりお手入れの方法が悪かったりすると、2~3年で寿命が来ることもあるでしょう。
しかし、時間に差はあっても、フォークリフトのバッテリーを定期的に交換しなくてはならないことに変わりはありません。
フォークリフトを購入、もしくはレンタルする場合はバッテリーの交換費用も念頭に置いておきましょう。

3.フォークリフトのバッテリーを交換する費用や方法とは?

この項では、フォークリフトのバッテリーを交換する費用や、交換できるバッテリーの種類をご紹介します。
バッテリーの交換というと一般的には新品のバッテリーとの交換を指しますが、フォークリフトの場合はどうなのでしょうか?

3-1.新品のバッテリーと交換した場合の費用とは?

バッテリーというと安価なものというイメージを持っている方もいるでしょう。
しかし、フォークリフトのバッテリーは高価です。
10数万円~100万円以上するものも珍しくありません。
ですから、バッテリーの寿命がつきるたびに新品と交換していると、その費用は膨大なものになるでしょう。
また、フォークリフトを1台だけ使用しているというところはごくわずかです。
複数台のフォークリフトのバッテリーの寿命が一度に来た場合は、1千万近い出費になることもあるでしょう。

3-2.中古のバッテリーの利用は可能?

フォークリフトは、中古市場も活発です。
フォークリフトの形状は1990年代からそれほど進化していないので、製造されて15年~20年のものでもまだまだ現役で使えるでしょう。
もちろん、中古のバッテリーだけの取り引きも行われていますし、価格も新品のものよりは安くなっています。
「新品のバッテリーは高いので、中古のバッテリーを使おう」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、中古のバッテリーは使いかけです。
しかも、どのような環境で使用されていたかも不明。
専門の中古車販売店などから購入すれば、検査とメンテナンスくらいはしてありますが、それでも新品より性能もおとりますし使える期間も短いでしょう。
中古のバッテリーは、新品のバッテリーが届くまでのつなぎや、バッテリーが急に故障したときに使われることがほとんどです。

3-3.再生バッテリーの魅力とは?

しかし、バッテリーの寿命が来るたびに新品に交換しているだけの余裕がない、という職場も少なくないでしょう。
そこで利用したいのが再生バッテリーです。
再生バッテリーとは、放電と充電をくりかえすたびにバッテリー内の電極に付着していく硫酸鉛を溶解して、バッテリー内部の環境改善したもの。
つまり、バッテリーのリサイクル品です。
新品同様というわけにはいきませんが、バッテリーの機能の90%は回復しています。
また、価格も安いものも魅力です。新品のバッテリーが100万円するとしたら、再生バッテリーはその3分の1~4分の1で購入できます。
フォークリフトの使用台数が多いところほど、再生バッテリーを使えばコストが削減できるでしょう。

4.バッテリーの寿命の目安とは?

フォークリフトのバッテリーの寿命が近づくと、使用時間が減っていきます。
携帯電話などのバッテリーと同じですね。
通常、フォークリフトのバッテリーは一度充電すれば8時間~9時間は持つでしょう。
ですから、バッテリーが朝満タンだったのに、昼休みには再び充電しなければならなくなったら、寿命が近いと考えてください。
また、古いバッテリーをだましだまし使っていると、バッテリー自体が熱を持って膨らんできます。
こうなると、フォークリフトの車体そのものが危険です。
充電の終わったバッテリーでもフォークリフトを1日運転できなくなったら、一度メーカーの担当者に確認をしてもらいましょう。

5.バッテリーを長持ちさせるコツはあるの?

フォークリフトのバッテリーを長持ちさせるコツは、ほかのバッテリーを長持ちさせるコツとほぼ同じです。
ちまちまとした充電をせず、残量が20%未満になったら充電を行いましょう。
短時間の充電と放電をくりかえすと、どうしても劣化も早くなります。
また、バッテリーの上部が汚れっぱなしだったり充電水が少なかったりしても、劣化が早まるでしょう。
さらにバッテリーを充電する場所も気をつけてください。
直射日光が当たる高温になりやすい場所で充電すると、バッテリーがオーバーヒートしてしまいます。
大抵の職場では終業後にバッテリーを充電すると思いますが、室温が高くなり過ぎない場所で行ってください。

6.おわりに

いかがでしたか?
今回は、フォークリフトのバッテリー交換の費用や交換できるバッテリーの種類についてご紹介しました。
「バッテリーは割高だから、ガソリンや軽油で動くフォークリフトを使いたい」と思う方もいるでしょう。
そのような方向けに、ガソリンや軽油で動くフォークバッテリーも販売されています。
しかし、ほとんどが中古品で、しかも安くはありません。電動バッテリー以外で動くフォークリフトは海外での需要が高く、中古品でも高値で取り引きされているのです。
また、軽油やガソリンで動くフォークリフトは排気ガスが出ます。密閉された室内では使えないので、注意してください。
このような点から考えると、無理に電動バッテリー以外の燃料で動くフォークリフトに切り替えるメリットはほとんどありません。
ですから、再生バッテリーなどを利用して交換の費用を抑えましょう。