誤飲事故が起こる前に!! 電池の保管方法に注意しよう。


ペット

皆さんは電池をどのように保管していますか?
引き出しの中にまとめてですか? それとも適当に目についた場所に入れておいているのでしょうか?
実は毎年電池の誤飲事故が多発しているのです。
今回は家庭内で悲しい事故を起こさないために電池の保管方法についてまとめました。

誤飲をしてしまうのは幼児だけじゃない。

電池の誤飲というと幼児の事故を思い浮かべますが、最近ではペットとお年寄りの電池の誤飲事故が増えてきているのです。
「え、ペットはともかくお年寄りが?」と思う方もいるかもしれませんが、認知症により判断力が低下しているお年寄りが誤って飲み込んでしまう場合があるようです。

危ないのはボタン型電池と単四電池。

誤飲の危険性がある電池はボタン型電池や単4型電池などの薄く小さいものです。
まだ若い犬は小さいものに興味を持って遊んでいるうちに飲み込んでしまったという例が多く、お年寄りは薬やお菓子と間違えてボタン型電池を飲み込んでしまったということがあるようです。
また、これはあまりないことですがネコが小型電池にじゃれついて遊んでいるうちに飲み込んでしまった、という例もあります。

異常が出るまで気が付かない。

ペットはもちろんですがお年寄りや幼児も自分のしてしまったことをうまく伝えることができません。
特にお年寄りは「こっそり何かを食べたことが分かると恥ずかしい」もしくは、叱られるのではないかという恐れの感情から「飲み込んでしまいましたか?」と聞いても「そんなことしていない」と否定することがあります。
その結果、電池の誤飲に食道や胃の中に電池が停滞して粘膜を腐食させてしまうまで気が付かなかったということもありえるのです。

電池を飲み込んでしまったら。

ペットやお年寄り、幼児が電池を誤飲してしまったら「何も飲ませず」すぐに病院に行きましょう。
飲んだ電池の種類が分かるのならば、医師に必ず伝えてください。
対処の仕方が違うそうです。
すぐに病院に連れて行けば大事になることはほぼありません。

電池の保管場所に気をつけよう。

誤飲事故を防ぐためには電池の保管場所に気をつけることが一番です。
むき出しで机の上などに置いておくことはもちろんいけませんが、背の低いサイドボードやローテーブルの引き出しの中に入れておいたりすると、幼児やお年寄りが探し出してしまう可能性があります。
背の高い場所に置くか、開けにくい箱に入れた上に棚にしまうなどの工夫をしましょう。
また、赤ちゃんガードなどの後付けのストッパーをつけるのも効果的です。
使用済みの電池を捨てようとゴミと一緒にまとめておいたら、匂いが移って犬が食べてしまったという例もありますので、使用済みの電池の保管方法にも気をつけましょう。

いかがでしたでしょうか。
電池は生活に欠かせないものですが、一歩間違えれば怖い事故を引き起こします。
ペット・乳幼児・お年寄りがいるご家庭は保管方法に十分ご注意ください。